美容師になる理由は人それぞれ違うでしょうが、昔のように食いっぱぐれがない、という考えの人は少ないでしょう。
昔は髪結いの亭主といえば、世間から羨ましがられる代名詞でしたが、今は時代が違います。
むしろハードな仕事の割りに給料が少ない、と感じる人もいるでしょう。
食いっぱぐれのない職業といえば、今では公務員が代表的です。
本当に美容師という職業を選ぶかどうかは別にして、なりたいと思う人に共通しているのは、髪が触ることが好き、ということだと思います。
幼い頃から友達の髪を三つ編みしてあげたり、自分の髪をいろいろアレンジしてみたりするのが好きな人が、美容師という職業を選択するのだと思います。
実は私も子供の頃から髪を触るのが好きで、将来は美容師になりたいと思っていました。
高校を退学して専門学校に入ろうと思ったこともあるくらいです。
結局別の職業を選びましたが、今でも髪を触るのが好きで、美容院に行くのも好きです。
美容師のほとんどが、将来独立して自分のお店を持ちたい、と考えているのではないでしょうか。
多くのお客さんに支持されて、自分のお店を持つことは、美容師なら誰でも憧れる未来です。
資金力があれば、資格を取得してすぐにお店を開くことも可能でしょう。
しかし、まったくのフリー客だけを目当てに開業しても、事業が続かないことは明らかです。
美容師として経験を積んで、一定の客に支持されてこそ、独立しても成功するのでしょう。
技術にしても、顧客からの支持にしても、自信を持てるようになったら独立を考える時期です。
そのタイミングは人によって違いますので、何年という目安もありません。
3年程度で独立開業して充分やっていける人もいれば、10年経っても難しい人もいるでしょう。
いずれにしても、美容院を開業するにはかなりの資金が要ります。
事業計画がしっかりしていなければ、銀行もなかなか全額は貸してくれません。
自分のお店を持ちたいなら、美容師として働きながら、コツコツと貯金することが大切です。
最終更新日 2025年5月20日