アンガーマネジメントでは怒りを6つのタイプに分けてそれぞれ怒りの対処法を提案しています。
公明正大タイプ
公明正大タイプは道徳心が強く正義感に溢れた人で、自分の信念に従ってマナーがなっていない人に注意するなどの行動力があります。
使命感が強いのは良いことですが、必要以上に周りに厳しかったり自分に裁く権利がないことでも関与したりするため、自分が介入できることとできないことを区別し上から目線にならないように注意します。
博学多才タイプ
博学多才タイプは完璧主義者で全てを白黒はっきり付けたい人で、困難な状況でも合理的に成し遂げられます。
しかし優柔不断な人や中立でいたい人に嫌悪感があり、自分の価値観から外れた人を排除しようとする傾向があります。
物事を多面的に捉え中立意見を尊重したり第三者になって考えたりすることで怒りをコントロールします。
威風堂々タイプ
威風堂々タイプは自他共に認めるリーダー気質で面倒見が良いです。
しかしプライドが高く自己中心的なので周囲には威圧的な態度をとりやすいので、謙虚な姿勢を心がけ周囲が思い通りに動かなくても「そういう人もいる」と整理することが大切です。
外柔内剛タイプ
外柔内剛タイプは穏やかなムードを漂わせていますが、内面は頑固で強い信念を持っています。
責任感が強く周囲から頼りにされやすいですが頑固さが原因で意見に耳を貸さなかったり勝手に解釈して間違った方向に進んだりします。
自分のルールを常識を考えるところがあるので、それが事実なのか勘違いなのかを冷静に考え直す必要があります。
用心堅固タイプ
用心堅固タイプは人間関係を上手く分析しながら慎重に動く戦略家です。
要領が良くて気が利く人と言われることが多いですが、本人は周囲を信頼しきれていません。
その結果八方美人になったり批判を怖がったりして、劣等感ややっかみが怒りを引き起こします。
他人にレッテルを貼って心を閉ざしてしまうので、相手をよく見て本当の姿を知れば自分から心を開くことができます。
大げさな表現を控えるとネガティブ思考もマシになります。
天真爛漫タイプ
天真爛漫タイプは行動や発言が自由で、意見が対立しても臆することなく話し合えるので理解が深まり統率力がある人物として評価されます。
元々優秀な人なので相手の気持ちを汲むのが得意ではなく、独裁者のイメージを持たれやすいです。
自分の主張や希望を無理やり押し通そうとするので、相手の気持ちを理解する練習をすると怒りの頻度も減らせます。
力づくで相手をねじ伏せても良い関係は作れないと肝に銘じます。
※「アンガーマネジメントセミナー講師派遣」より引用
最終更新日 2025年5月20日