1.不眠症は辛い
一時期、不眠症に悩まれていました。
それも、かなりしつこい症状で、厳しい時間を長く過ごす羽目になったのです。
それを乗り越えるためには、多くの時間が必要でした。
現在では解消されているとはいえ、あの頃を振り返ることは、なかなか辛いものがあります。
多くの人がそうであるように、自分も心理的ストレスが引き金となって、不眠症を味わいました。
逃げ場のない悩みが体を苛み、まったく落ち着かない日々が続いたのです。
それは、もっともリラックスできるはずの、寝床にいても変わりません。
目をつぶっても、ネガティブな思考がまとわりつき、眠りにつかせるのを阻みます。
ようやく、うとうととしたときには、窓の外に鳥の気配がするといった有様で、それがやがて当たり前になりました。
2.環境も悪かった
環境も悪かったのでしょう。
向かいの建物に、多少問題のある一家が住んでおり、時折迷惑行為を起こしていました。
夜更けになっても子どもが走り回り、奇声を発します。
外に繋がれていた飼い犬は、なにが気に食わないのか、ほぼ24時間吠え続けていました。
大人たちも、それを改善しようとせず、それどころか同調して騒ぎ出す始末です。
もちろん毎日ではないのですが、いつ騒音が始まるのかと考えると、ますます眠れなくなります。
3.対処するべきは自分の内側にこそある
不眠症の改善には、直前までパソコンやスマートフォンをしないといったことが、あげられるものです。
それが刺激になって眠りを妨げるということですが、自分としては、順番が逆ではないかという気もします。
抱え込んでいるストレスを、少しでも誤魔化すために、それらのメディアを利用しているのではないでしょうか。
ならば、対処するべきは、自分の内側にこそあります。
光を遠ざける、ホットミルクを飲む、軽く体操をするなども実施してみませんでしたが、あまり効果は得られません。
ようやく改善の兆しが見え始めたのは、思考を遮断することを心がけたからです。
4.思考を遮断する
人体を蝕むキラーストレスへの対処法として、この方法を知ったことが、大きな助けとなりました。
なにも考えないというよりは、深呼吸をしながら、自分を見下ろすような光景を想像します。
そうすることにより気分が軽くなり、やがて神経の興奮が収まったのか、眠りにつきやすくなりました。
現在では引っ越したこともあり、実に順調です。
自分の経験上から、不眠症を解消するためには、思考の遮断と、環境を変えることが大切だといえます。
再び症状に悩まされたときには、またこの方法を試したいと考えています。
最終更新日 2025年5月20日