バナナの保存方法

バナナの保存方法とは

バナナは、日本人に最も好まれている果物の一つで、栄養価が高く美容にもいいと言われています。
ビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含んでおり美肌や便秘予防などさまざまな効果が期待できます。
忙しい人でも朝食に食べたり、スポーツをする人がエネルギー補給として摂取するのにも適しているのです。
赤ちゃんの離乳食に活用している人も多いのではないでしょうか。

シュガースポットが出てきた頃が甘みが一番強くておいしい

しかしながら、傷みやすく放っておくとすぐに黒くなってしまうのも、その特徴の一つです。
常温保存すると早くて数日、冬場で長くても一週間程度で黒くなってしまいます。
熟してくると表面に茶色い斑点が出てきます。
これが「シュガースポット」と言われているものです。
「シュガースポット」が出てきた頃が、甘みが一番強くておいしいときです。
シュガースポットが出てくると甘みがグンと増して食感もやわらかくなりおいしいですが、一気に追熟するので一人暮らしの人などは、1房買うと一週間程度は食べきるのにかかってしまうこともあります。

美味しく長持ちさせる便利な保存方法

バナナの保存の適温と言われるのは、15~20℃なので冬場は新聞紙に包んで涼しい場所に置いておけば比較的長持ちします。
ですが、もっと美味しくもっと長持ちさせる便利な保存方法はないのでしょうか。

バナナスタンド

代表的なものとしては、バナナスタンドがあります。
いろいろな形状や種類があるので、便利でおしゃれなインテリアアイテムとしても人気となっています。
これは本来の木に生えている状態を再現して、長持ちさせるという原理です。
バナナの房の山がある方を上側に向けて、重みが一ヶ所にかからないように注意しましょう
何かに接触している面から熟していき表面部分から黒くなってしまうので、スタンドで保管することで成熟を遅らせることが出来ます。
周りの湿度と温度によっては、大幅に保存期間を延長する程ではないので注意が必要です。
重力に負けて下に落ちてきてしまうということも発生するかもしれません。

1本ずつポリ袋に入れて冷蔵庫に入れる

次におすすめなのが、房から外して1本ずつポリ袋に入れて冷蔵庫に入れるという方法があります。
空気との接触をなるべく減らすことがポイントで、見た目も黄色いままで美味しさがキープできます。
この方法では、元々は温かい国の果物なので、温度が低すぎると低温障害を起こして味が落ちてしまうことに注意が必要です。
冷蔵庫の野菜室を活用するとより長持ちさせることが出来ます。
フレッシュな状態の風味と食感を長期間楽しむことが出来るようになります。

呼吸が可能なように優しく新聞紙で包む

きちんと呼吸が可能なように、優しく新聞紙で包むという方法や、上の柄の部分だけラップをするという方法などもあります。
果物や野菜発生するエチレンガスというのは、熟成を促す効果があります。
傷みの原因にもなるので長持ちの秘訣は、エチレンガスからできるだけ守ることです。
そのまま置いておくと、ガスを出しあって早く熟してしまうので、どの方法もそのエチレンガスの発生を防いだり遮断するという意味があります。
熟し方を緩やかにして、美味しく食べられる時間をより長くすることが可能になるのです。
そして、いざ冷蔵庫から出して食べるときは、出してすぐは冷えた状態だとデンプン質が固まって甘みを感じにくくなるため、少しの間室温にならしてから食べとより美味しく頂くことが出来るでしょう。

冷凍保存

その他の裏技として冷凍保存があります。
冷凍するとカチカチになってしまうのでは?という心配もあると思いますが、実はととってもいい方法なのです。
まず、バナナの皮を剥いてを好きな形に事前にカットしておきます。
細かくカットしたり、ペースト状にしたり輪切りにしたり。
1本そのままの状態で凍らせても、もちろんOKです。
皮を剥いてしまった後は、それ以降は熟して甘くなることはありませんので甘くて美味しい頃合いを見計らって冷凍するのがコツです。
人によって甘さや柔らかさには好みがあるので、お好みで調整してください。
その後、ジップロックなどの冷凍保存用の袋に空気を抜いてから入れて冷凍してしまいます。
そうすると、凍ったまま食べてもおやつとしても美味しく頂けます。
半解凍の状態で、ヨーグルトに入れたりスムージーに入れたりといったバリエーションで活用することが出来るようになって、とても便利です。

まとめ

お料理の甘みを足す隠し味に使ったり、お菓子の材料やパンに塗ったりと活用の幅も一気に広がっていきます。
ケーキやパンのトッピング、お菓子のデコレーション、ジャムにするなどさまざまです。
そのままお弁当に入れると、保冷剤の役割を果たして食べるころにはちょうどよく解凍されていて便利です。
常温や冷蔵の場合は、これらを実施しても、時間の経過とともに徐々に皮が黒ずんできてしまうこともあります。
ですが、皮が黒くても中身は問題ありませんので、美味しく食べることが出来ます。
栄養素が豊富で健康と美容によくいろいろなシーンに大活躍するバナナを、もっと長持ちさせて美味しく食べましょう。
(出典:バナナ保存

最終更新日 2025年5月20日


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