USCPA試験に合格したい人が知っておくべきこと

「USCPA試験に合格したい」
「USCPAってどれぐらい勉強すればいいの?」
「日本でUSCPA資格ってどれぐらい有効なのか知りたい」

米国公認会計士(U.S.Certified Public Accountant)試験は、日本でもUSCPA試験という名前で知られることが増えています。
公認会計士として働いている人や将来的に働きたいと考えている人の中には、この資格を取得しようと考えている人もいるはずです。
挑戦するからには合格を目指して取り組む必要がありますが、USCPA試験を突破することは簡単ではありません。
また、知識不足からトラブルが起こる可能性もあります。
合格したいのであれば、その為に知っておくべきことを確認しておきましょう。

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合格するための勉強時間

USCPA試験に合格したいのであれば、必要な勉強時間を理解しておかなければなりません。
まだ十分な知識を持っていない人であれば驚くはずですが、この資格を取得する為には最低でも1,000時間の勉強が必要だと言われています。
英語と会計両方の知識やスキルが求められるので、簡単な試験でないことは多くの人が知っているはずです。
難しい試験を突破する為に最低でも1,000時間学習しないといけませんが、実際にはもっと長く勉強することになる場合がほとんどだと言えます。
全く知識がない人、会計の知識はあるけれど英語が苦手な人など、様々な状況の人がいるはずなので一概には言えませんが、1,500時間や2,000時間かけて取得する人もいることを覚えておくべきです。
1日に約3時間勉強することを毎日続けると、約1年で1,000時間勉強したことになります。
現実的には毎日3時間の勉強を続けることは困難である為、1年半以上かけて勉強することになるケースが多いと理解しておく必要があるでしょう。

スクールに通わないと合格が難しい

スクールに通わないと合格が難しいことも知っておくべきです。
仕事の為の資格を取得するときに、独学で勉強することを選ぶ人も多いと言えます。
独学の場合は費用を抑えやすいですし、スクールに通う必要がないので自由に学習を進めることが可能です。
けれども、この試験の場合は独学で挑戦することが危険だと言えます。
決して簡単な試験ではないので、独学で十分に勉強したつもりでも不十分となるケースが多いです。
その上、学習時に躓いてしまうと解決する為に時間がかかってしまい、効率的に勉強に取り組めないという問題が起こることも多いと言えます。
スクールは専門知識がある講師が指導を行ってくれる為、試験に出やすいポイントを重点的に効率良く学んでいくことが可能です。
ただし、スクールに通う場合は膨大な費用が必要であることを覚えておく必要があります。
USCPA専門のスクールの数は少なく、安い場所でも30万円ほどが必要となっている状態です。
高額なスクールの場合は80万円を超えます。
値段だけで決めてしまうと十分なサポートがない可能性もあるので、サポート内容などを含めて利用する場所を決める必要がありますが、高額な出費になることには間違いがありません。

再受験で合格すれば資格を取得することができる

1度の試験で全ての科目に合格することが出来なくても、再受験で合格すれば資格を取得することが出来ます。
ですが、いつまでもこのシステムが使えるわけではないことも覚えておかないといけません。
合格から18か月が有効期限となっており、これを過ぎてしまった場合は科目合格失効となります。
失効になってしまうと既に合格している科目も再受験が必要です。
たとえば、仕事が忙しくなる時期は一時的に勉強を中断しようと思うかもしれません。
もちろん、仕事や生活の状態に合わせて柔軟に勉強期間を変えることは問題ありませんが、有効期限があることを理解していないといつの間にか期限切れになっている可能性があります。
有効期限はある程度長いので忘れてしまう可能性は低いものの、1科目ずつ受験している場合などは勉強時間が長くなってしまい、期限が切れるまでに合格出来ないという問題が起こる可能性もあるでしょう。

今の日本では全ての会社でUSCPAが評価されるわけではない

合格を目指すのであれば、今の日本では全ての会社でUSCPAが評価されるわけではないことも理解しておくべきです。
業務に役立つ資格を取得すれば手当てがもらえたり、評価の際に良い評価を得られたりすることもあるでしょう。
こちらの資格は難易度が高く世界でも通用するものなので、高く評価されるはずだと思い込んでいる人は多いです。
しかしながら、日本企業に勤める上ではこの資格があまり役に立たないこともあります。
外資系企業であったり海外企業とのやり取りが多い会社であったりすれば話は別ですが、そうでなければ想像していたほどの評価に繋がらずガッカリすることになりかねません。
たくさんの時間とお金をかけて取得するので、コストパフォーマンスが悪いと感じられる恐れもあります。
コストパフォーマンスを気にするのであれば、自分が勤める場所で評価されるかどうか冷静に考えておきましょう。

まとめ

USCPA試験はとても難しく突破することは大変です。
試験に臨むのであれば大変さを理解しておくべきだと言えます。
そして、失効というトラブルを経験しない為に有効期限があること、合格後にガッカリしない為に取得することの意義まで確認しておくことが大事であることを知っておきましょう。

最終更新日 2025年5月20日


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