ローベッドは、高さが低いのが特徴です。
床に直接床板を置くフロアベッドよりも若干高さはありますが、一般的なベッドに比べると低くなっています。
そのためローベッドは、 落下のリスクが高い子どもに最適 です。
万が一眠っているときに落下してしまっても、高さがほぼないので大きな怪我をする可能性は低いです。
寝相の悪い子どもはもちろん、大人も怪我を避けるなら最適と言えるでしょう。
ただし高さがない特徴は、時としてマイナスになるケースもあります。
高さがマイナスになるデメリットとは、立ち上がりにくいことです。
足腰が弱くなってくると床から立ち上げるのに苦労させられるので、高齢になると布団よりもベッドの方が良いとされます。
しかし一般的な高さのベッドだと落下して怪我するリスクがあるため、高齢者が使うのは躊躇するかもしれません。
その結果布団と一般的なベッドとの中間だと思い、落下のリスクが少ないローベッドを選びたくなる人もいるでしょう。
ですがローベッドの高さは高齢者が楽に立ち上がれるほどの高さではないので、大人でも足腰が弱い人には向いていません。
スッと立ち上がれる高さが欲しい人には、合っていないベッドと言えるでしょう。
もう一つデメリットとなるのは、床下のスペースを有効活用できないことです。
一般的なベッドなら床下に引き出しを付けたり、跳ね上げ式なら収納スペースとして活用できるメリットがあります。
しかし高さがないので引き出しなどの収納スペースを確保できず、これまでベッド下に季節物の洋服や大きな荷物を収納していた人には合っていません。
寝る場所とともに収納スペースも欲しいなら、別のタイプを選ぶようにしましょう。
このようなデメリットもある一方で、高さがないことによってお部屋がスッキリするメリットもあります。
ベッドを置くとお部屋が狭く見えてしまう理由は、高さがあるからです。
高さがあるとベッドと天井の間が狭くなり、それがお部屋全体を実際よりも狭く見えさせる原因になります。
ですがベッドと天井までの距離にゆとりがあるローベッドなら、開放感があるので存在感も薄くなるでしょう。
その結果お部屋が広く明るく見えるようになるので、広く見せたいなら最適です。
他にも選べるマットレスの幅広いなど、背が低いことによってさまざまなメリットがあります。
家具店などで選ぶときには、デメリットに注意しながらお部屋に合うものを選ぶと購入しても後悔しないでしょう。
最終更新日 2025年5月20日