ピル外来はレディースクリニックや産婦人科などにあり、低用量ピルやアフターピルを処方してもらえる診療科のことです。
女性の悩みの一つには、望まない妊娠を避けたいということがあるのではないでしょうか。
低用量ピルは一日1錠を飲むことでほぼ確実に避妊ができる薬
今は妊娠したくないという時期に、低用量ピルをピル外来で処方してもらって飲むのは役に立ちます。
それは、低用量ピルは一日1錠を飲むことでほぼ確実に避妊ができる薬であり、女性の意志で使うことができるからです。
万が一、コンドームを使うのを失敗してしまっても、女性が低用量ピルをしっかり飲んでいれば高い確率で妊娠を避けることが期待できます。
低用量ピルを使ってみたいと思ったら、ピル外来で気軽に相談すると良いでしょう。
最近では、避妊をしたいという目的でレディースクリニックに行くことは恥ずかしいことではなくなっています。
低用量ピルにはいくつか種類があり、人によって合う物と合わない物がある場合があるため、医師に相談しながら自分にとって最適なピルを見つけるようにすると生活が楽になります。
三宮 ビル
避妊以外の目的で低用量ピルを処方してもらうことも可能
また、ピル外来では避妊以外の目的で低用量ピルを処方してもらうことも可能です。
低用量ピルを飲むと、経血の量が少なくなったり生理痛が軽減するなどの副効用が期待できることがわかっているので、毎月の生理が重くてつらいといった悩みを持っている人が低用量ピルを処方してもらうことも増えています。
女性には、生理の前になると気持ちがイライラしたり情緒不安定になるという人が多く、月経前症候群(PMS)と呼ばれています。
月経前症候群は精神的に不安定になるだけでなく、腰痛や乳房の痛み、頭痛、肌荒れなどの体調不良として出てくることもありますが、このような症状を軽くするのにも低用量ピルを飲むことが役立つ場合があるため、悩んでいる人は利用を考えてみてはいかがでしょうか。
低用量ピルを飲むことで、吐き気などの副作用が起こることもありますが、多くの人は飲んでいる内に慣れることが多いです。
上手に使えば生理になる日をずらして、旅行などの大切な予定に重ならないようにすることもできて便利ですから、生理日の調整についても医師に相談してみると良いでしょう。
まとめ
最後に、ピル外来は、避妊に失敗してしまって困っている時にも利用できる場所であることを知っておくのがおすすめです。
行為の途中でコンドームが外れてしまったなどの理由で緊急避妊をしたい時は、悩んでいないで早めにこの診療科に行き、アフターピルを処方してもらうと望まない妊娠を避けられることがあります。
最終更新日 2025年5月20日